ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド(ロイヤル・マイル)ってどんな投資信託?
- メリット・デメリットは?
- 評判はどうなの?
こんな疑問をに対するアンサー記事になります。
ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンドの評価は?~ベイリー・ギフォード社とは?コンセプト
1908年、同社はスコットランド・エディンバラで創業して以来、100年以上にわたり「長期投資の哲学」に基づき、
グローバル株式投資において運用実績を積み上げるとともに、各国の年金基金などの機関投資家から資産運用を任されてきました。
-「長期の視点で高い成長が期待される銘柄を辛抱強く保有する」-
そのような信念を持ち続けてきた同社の運用戦略を活用する投資信託を皆さまにお届けいたします。
スコットランドで創業した100年以上存続する会社とのことです。
各国の年金運用を委託されている、実績のある会社みたいです。
ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンドの評価は?~コンセプト
日本を含む世界各国の株式等に投資を行います。投資にあたっては、国や地域、業種、時価総額に捉われずに、個別企業に対する独自の調査に基づき、長期の視点で高い成長が期待される企業の株式等に厳選して投資を行います。「ロングターム・グローバル・グロース戦略(LTGG戦略)」を活用し、10年先を見据え、長期の視点で銘柄選定を行います。
投資対象は世界の株式になっています。
ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド(予想分配金提示型)の評価は?~構成銘柄
■組入上位10銘柄
1 MEITUAN-CLASS B 中国一般消費財・サービス6.4%
2 TESLA INC アメリカ一般消費財・サービス6.0%
3 AMAZON.COM INC アメリカ一般消費財・サービス6.0%
4 TENCENT HOLDINGS LTD 中国コミュニケーション・サービス5.5%
5 ASML HOLDING NV オランダ情報技術4.7%
6 KERING フランス一般消費財・サービス4.7%
7 NVIDIA CORP アメリカ情報技術4.6%
8 MODERNA INC アメリカヘルスケア4.4%
9 PINDUODUO INC-ADR 中国一般消費財・サービス3.7%
10 ILLUMINA INC アメリカヘルスケア3.5%
2022年7月月報より
eコーマースに半導体、自動車にヘススケアと業種に強いこだわりはなくバランスよく配されている印象です。
上位構成銘柄に中国系の企業の比率が高めになっているのが他のアクティブファンドとの違いでしょうか。
組入銘柄は常時変化していくと思いますがカントリーリスクを気にする方は注意が必要かもしれません。
■組入上位10ヵ国・地域
国・地域比率
1 アメリカ49.7%
2 中国26.3%
3 オランダ7.4%
4 フランス6.7%
5 ドイツ3.1%
アメリカ、中国、欧州でほとんどを占めています。
ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンドの評価は?~為替ヘッジ
結論から言いますとアライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型は為替ヘッジなしです。
日本(円)からの投資では、為替レートの動きで投資の損益に大きな影響がでてきます。
簡単にいうと円安になれば利益となりますが、円高になれば損失となります。これを為替リスクといいます。
この為替リスクを回避することを為替ヘッジといいます。
為替ヘッジされていないと
- 円安(例:1ドルが100円から110円になった時)→円換算で資産プラス
- 円高(例:1ドルが110円から100円になった時)→円換算で資産マイナス
通常このようになります。
ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド(予想分配金提示型)の評価は?~コスト
信託報酬 (税込)/年 1.6445%程度
昨今の超低コストインデックスファンドからすればコストはかなり高くなっています。
高コスト投信は松井証券がおすすめです。
ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンドを松井証券で保有すれば年間0.32%分を現金還元となっています!
ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド(予想分配金提示型)の評価は?~パフォーマンス
2019年にファンド設定以来とても好成績でした。
2022年の世界的な金融引締めの影響で基準価格が大きく下落しています。
トータルリターン
1ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 設定来 | |
---|---|---|---|---|---|---|
本ファンド | 5.03% | -8.37% | -31.02% | 18.53% | — | 78.00% |
カテゴリ平均 | 2.82% | 5.69% | 7.52% | 14.38% | — | — |
トータルリターンもここ最近は復調しているように思われます。
ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド(予想分配金提示型)の評価は?まとめ
ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド(予想分配金提示型)の詳細でした。
やはりポイントは中国系企業が上位銘柄に多くその点をどう評価するかというところだと思います。
アクティブファンドなのでベンチマークはないですが世界の株式を投資対象とするからにはオールカントリーにはトータルリターン的に優って欲しいところです。
2022年に入って減速しましたがそれまでの成績はとても優良だったので、ポートフォリオにある程度セクターとカントリーに分散を効かせたいという場合は優良な選択肢になりうると言えると思います。
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