eMAXIS Neo電気自動車の評価は?~今後はどうなるのか

eMAXIS Neo電気自動車 投信ETFの評価
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電気自動車に投資する投資信託はありますか?

三菱国際投信からeMAXIS Neo電気自動車という新しいテーマ型の投資信託が設定されます。

eMAXIS Neo電気自動車がコストや組み入れ銘柄等どのような投資信託か知りたい方へのアンサー記事になります。

eMAXIS Neo電気自動車の評価は?~コンセプト

日本を含む世界各国の電気自動車関連企業の株式等に投資を行い、S&P Kensho Electric Vehicles Index(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果をめざします。

S&P500で有名なSP社が開発したAIが組成した電気自動車関連の銘柄に投資するファンドになります。

eMAXIS Neo電気自動車の評価は?~組み入れ銘柄

■組入上位10銘柄

組入銘柄数: 50銘柄
■組入上位10銘柄
銘柄国・地域業種比率
1 LI AUTO INC – ADR ケイマン諸島自動車・自動車部品4.0%
2 NIO INC – ADR ケイマン諸島自動車・自動車部品3.2%
3 XPENG INC – ADR ケイマン諸島自動車・自動車部品3.1%
4 AMERICAN AXLE & MFG HOLDINGS アメリカ自動車・自動車部品2.5%
5 FARADAY FUTURE INTELLIGENT E アメリカ自動車・自動車部品2.4%
6 VISTEON CORP アメリカ自動車・自動車部品2.3%
7 LEAR CORP アメリカ自動車・自動車部品2.3%
8 ALLISON TRANSMISSION HOLDING アメリカ資本財2.3%
9 DANA INC アメリカ自動車・自動車部品2.2%
10 HYLIION HOLDINGS CORP アメリカ資本財2.2%
2022/6/30現在月報より
組入銘柄は全部で54。
ただし、上位構成銘柄ですら4.0%前後となっておりどれかの銘柄の株価の大きな動きがeMAXIS Neo電気自動車のパフォーマンスにあたえる影響は少ないと考えられます。
現時点ではLI AUTO、NIO、XPENGと中華系の電気自動車で売り出しているメーカーが上位に来ています。
S&P Kensho電気自動車指数のAIのセンスがすべてと言えそうで、これらの個別の企業を見ても仕方ないように思われます。

eMAXIS Neo電気自動車の評価は?~為替ヘッジ

日本(円)からの投資では、為替レートの動きで投資の損益に大きな影響がでてきます。

簡単にいうと円安になれば利益となりますが、円高になれば損失となります。これを為替リスクといいます。

この為替リスクを回避することを為替ヘッジといいます。

eMAXIS Neo電気自動車は為替ヘッジなしです。

為替ヘッジされていないと

  • 円安(例:1ドルが100円から110円になった時)→円換算で資産プラス
  • 円高(例:1ドルが110円から100円になった時)→円換算で資産マイナス

通常このようになります。

eMAXIS Neo電気自動車の評価は?~コスト

信託報酬 (税込)/年  0.792%程度

信託報酬は高めになっています。

eMAXIS Neo電気自動車の評価は?~チャートとパフォーマンス

チャート

eMAXIS Neo電気自動車の評価は?

大きな波を繰り返しています。

とても右肩上がりとは言い難いチャートであり、年が明けてからはSP500やNASDAQと同様ご多分に漏れず基準価格も大きく下がっています。

パフォーマンス

トータルリターン

1ヵ月 6ヵ月 1年 3年 5年 設定来
本ファンド -5.26% -18.77% -32.26% -20.18%
カテゴリ平均 -2.60% -9.12% -3.25%

上位構成銘柄を見てもグロース系の銘柄で占められており、昨年末からのグロースからバリューシフトの影響もあってか、トータルリターンは厳しいものになっています。

eMAXIS Neo電気自動車の評価は?まとめ

eMAXIS Neo電気自動車はeMAXIS Neo自動運転とはまた違ったどちらかというとハイグロース寄りの個性的な銘柄で構成されているようです。

eMAXIS Neo系はその運用に関する分析などの報告が少なすぎる点が不親切なのでeMAXIS Neo電気自動車がなぜここまで基準価格を落としたのか推測でしか語れません。

僕の予想では例えば6/5日付基準価格の上昇は他の中華系企業に投資する投資信託と連動しているように見えます。

つまり組み入れ銘柄に中国系のEV関連企業の割合が多くなっているような気がします。

コロナショック以降、EV化が急速に叫ばれ続けて株の世界でも関連銘柄はトレンドの恩恵を受けてきました。

しかし、トレンドもさすがに弱くなってきたところにFRBによる金融引締めの影響を大きく受けているといった印象です。

米国は技術の中国への流出に神経を尖らせています。

また政治面での対立の動きもあり当面は厳しいと思われます。

世界的なEV化の流れは変わらないので超長期という観点では再び輝くときが来る可能性はあります。

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