アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型の評価は?~今後の見通し

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型の評価 投信ETFの評価
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アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型ってどんな投資信託?

  • メリット・デメリットは?
  • 評判はどうなの?

こんな疑問をに対するアンサー記事になります。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型の評価は?~コンセプト

成長の可能性が高いと判断される米国株式に投資します。高い利益成長もしくは持続的な利益成長の可能性が高いと判断される企業を発掘します。企業のファンダメンタルズ分析と株価バリュエーションに基づく銘柄選択を基本としたアクティブ運用を行います。毎月決算を行い、毎計算期末の前営業日の基準価額に応じた分配を目指します。

SBI証券より

高い利益成長もしくは持続的な利益成長の可能性が高いと判断される企業を発掘します。

グロースロース特性に基づきスクリーニングされた銘柄(約300銘柄)

アナリストによる綿密なファンダメンタルズ・リサーチを参考に、ABの米国大型成長株運用チームが投資推奨銘柄(約100銘柄)に絞り込み

ファンダメンタルズ・リサーチにおいては、財務分析だけでなく、ESG(環境、社会、ガバナンス)など非財務分析も考慮に入れ、多面的な企業分析により持続的な成長企業を選別。

運用チームは、最終的にファンダメンタルズ分析の確信度やリスク特性などを考慮し、有望と判断される銘柄を選定。

投資ユニバース
約1,000銘柄
魅力的な投資機会
約300銘柄
投資推奨
約100銘柄
ポートフォリオ
( 50- 70銘柄程度)

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型は大型グロース株が投資対象になっています。

小型株やペニー株といったものはそもそも投資対象になっていないようです。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型の評価は?~分配方針

各計算期末の前営業日の基準価額 分配金額(1万口当たり、税引前)
11,000円未満 基準価額の水準等を勘案して決定
11,000円以上12,000円未満 200円
12,000円以上13,000円未満 300円
13,000円以上14,000円未満 400円
14,000円以上 500円

他の予想分配金提示型投資信託でよくみられる標準的な分配方針になっています。

毎月21日(休業日の場合は翌営業日)を決算日としています。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型の評価は?~為替ヘッジ

結論から言いますとアライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型為替ヘッジありなしが選べます。

日本(円)からの投資では、為替レートの動きで投資の損益に大きな影響がでてきます。

簡単にいうと円安になれば利益となりますが、円高になれば損失となります。これを為替リスクといいます。

この為替リスクを回避することを為替ヘッジといいます。

為替ヘッジされていないと

  • 円安(例:1ドルが100円から110円になった時)→円換算で資産プラス
  • 円高(例:1ドルが110円から100円になった時)→円換算で資産マイナス

通常このようになります。

  • アライアンスバーンスタイン米国成長株投信(為替ヘッジなし)
  • アライアンスバーンスタイン米国成長株投信(為替ヘッジあり)
  • アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型(為替ヘッジなし)
  • アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型(為替ヘッジあり)

このシリーズには分配金を出さないタイプと出すタイプそしてそれぞれに為替ヘッジがないものとあるのもがあります。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型の評価は?~パフォーマンス

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型の評価は?~今後の見通し

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型Dコース為替ヘッジなしのチャートになります。

2018年末の大幅下落と2020年のコロナショック大暴落を経て、世界中の大規模金融緩和で順調に基準価格が伸びていました。

2022年にはいると金融引き締めの影響で足踏みしているといったかんじになっています。

画像の下にある分配金のところをよく見ると、2018年末の大幅下落と2020年のコロナショック大暴落時には分配金が無配になっています。

トータルリターン

1ヵ月 6ヵ月 1年 3年 5年 設定来
本ファンド 7.39% 4.09% 2.07% 20.77% 18.92% 243.53%

派手さはないですが2022年初来有名株価指数が大きく下げる中、まずまずの成績ではないでしょうか。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型の評価は?~組入れ銘柄

銘柄名
1 マイクロソフト 9.2%
2 アルファベット 7.9%
3 VISA 5.2%
4 ユナイテッドヘルス・グループ4.9%
5  クアルコム 3.8%
6 アマゾンドットコム
7 ゾエティス
8 バーテックスファーマシューティカルズ
9 コストコホールセール
10 モンスタービバレッジ
(組入上位10銘柄計) 48.6%

2022/7/29月報より

大型株で上位が占められていて、派手さはありませんが堅実といった組入れ銘柄といった印象です。

アップルやテスラがないのがちょっと意外です。

上位10傑のうち3つがヘルスケアというところもファンドマネージャーが保守的に感じられる特徴なのではないでしょうか。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型の評価は?~コストデメリット

僕自身はトータルリターンさえよければ信託報酬(コスト)は気にしない派ですがアライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型はとても信託報酬(コスト)が高いです。

信託報酬 (税込)/年 1.727%

松井証券の評判は?現金還元

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型のように信託報酬(コスト)が高いファンドに投資するときは松井証券の投信毎月現金還元サービスを上手に活用したいところです。

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松井証券ではじめる投信

松井証券の評判は?投信毎月現金還元がエグい

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型の評価は?まとめ

7月はいずれのファンドもそれぞれのベンチマーク*を上回るパフォーマンスとなりました。
ベンチマークとの相対比較では、ヘルスケア・セクターや生活必需品セクター内での銘柄選択、情報技術セクターを高めに保有していたことなどがプラスに寄与しました。一方、ヘルスケア・セクターを高めに保有していたことなどはマイナス要因となりました。個別銘柄では、アリスタ・ネットワークス(情報技術)やエッツィー(一般消費財・サービス)、クアルコム(情報技術)の保有が主なプラス要因となりました。一方、バーテックス・
ファーマシューティカルズ(ヘルスケア)やアルファベット(コミュニケーション・サービス)の保有が主なマイナス要因となりました。
当月は、マイクロソフト(情報技術)やモンスター・ビバレッジ(生活必需品)、ユナイテッドヘルス・グループ(ヘルスケア)などを買い増しました。一方、クアルコム(情報技術)やアマゾン・ドット・コム(一般消費財・サービス)などを一部売却しました。
* ベンチマーク:
Aコース(為替ヘッジあり)およびCコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型:S&P500株価指数(配当金込み、円ヘッジベース)
Bコース(為替ヘッジなし)およびDコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型:S&P500株価指数(配当金込み、円ベース)
運用チームは、外部環境の変化に耐えうる持続的な成長ドライバーを持つ企業を保有しつづけることが重要だと確信しています。

2022年7月月報より

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信予想分配金提示型は非常に人気な投資信託になっており、為替ヘッジなしは1兆円ファンドの仲間入りをしました。

組入れ銘柄は超大型株が中心で、もちろん成長性も重視してはいるのですが、より配当の安定性を求めているのではないかと考えられます。

ただし、トータルリターンが好調だったのは為替ヘッジなしのタイプで2022年初来から急激に進んだ円安の恩恵によるものが大きいと考えられます。

為替ヘッジありタイプのもののトータルリターンは厳しいものとなっている点は注意が必要です。

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