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2024年は急激な円安が進んだことで、円安バリアという証券用語をご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事を読めば円安バリアとはなにかが理解できます。
円安バリアとは?|証券用語解説
外国の株式に投資すると外貨建て資産なので保有資産が為替の影響を受けます。
日本(円)からの投資では、為替レートの動きで投資の損益に大きな影響がでてきます。
簡単にいうと保有資産が円安になれば利益となりますが、円高になれば損失となります。これを為替リスクといいます。
為替リスクを抑える仕組みもあります。それを為替ヘッジといいます。
投資信託等に為替ヘッジ付のものがありそれらは為替変動の効果が少なくなります。
為替ヘッジされていないと
- 円安(例:1ドルが100円から110円になった時)→円換算で保有資産プラス
- 円高(例:1ドルが110円から100円になった時)→円換算で保有資産マイナス
通常このようになります。
円安バリアとは?|証券用語解説~実例
アライアンス-アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信D毎月H無予想分配金提示「Dコース(為替ヘッジなし)」
トータルリターン
1ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 設定来 | |
---|---|---|---|---|---|---|
本ファンド | 7.39% | 4.09% | 2.07% | 20.77% | 18.92% | 243.53% |
アライアンス-アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信D毎月H無予想分配金提示「Dコース(為替ヘッジなし」)
トータルリターン
1ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 設定来 | |
---|---|---|---|---|---|---|
本ファンド | 8.90% | -11.42% | -17.51% | 11.76% | 12.76% | 151.91% |
一兆円突破の大人気投資信託であるアライアンスバーンスタイン米国成長株投信の基準価格チャートとトータルリターンの比較になります。
為替ヘッジなしのタイプは2022年初めからの株価指数の大下げにもかかわらずトータルリターンは各時点において+を確保しています。
しかし、為替ヘッジありのタイプは円安バリアの恩恵がなく株価の大下げの影響をもろに受けて半年と1年でトータルリターンがマイナスになっています。
円安バリアとは?|証券用語解説まとめ
円安バリアの解説でした。
外国通貨建ての株価資産の下落が、円安によってカバーされる現象を円安バリアという。
わけでした。
2022年はとても分かりやすい株価の下落を円安がカバーした円安バリアが機能した相場でした。
しかし、いつもこうなるとは限りません。
過去の傾向では世界的な株価下落のようなときは円高に進むことも多いです。
かの有名なレバナスは為替ヘッジされていますが株価の下落と円高のダブルパンチを避けるためと商品設計者が語っていました。
ちなみに超長期投資では為替ヘッジなしを選ぶのが基本とされています(ヘッジコストが掛るため)。
為替ヘッジありなしを選択する際の参考になれば幸いです。
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