グローバル・フィンテック株式ファンドの評価は?~今後の見通し

グローバル・フィンテック株式ファンド 投信ETFの評価
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グローバル・フィンテック株式ファンドってどんな投資信託なんですか?

今回はこのような疑問を持つ方へのアンサー記事になります。

グローバル・フィンテック株式ファンドの評価は?~コンセプト

世界の株式の中から主にフィンテック関連企業の株式などに投資します。今後の成長が期待されるフィンテック関連企業の株式に投資することにより中長期的な信託財産の成長を目指します。個別銘柄の選定においては、米国のアーク・インベストメント・マネジメント・エルエルシーの調査力を活用します。

SBI証券より

主に決済系の企業に投資する投資信託になります。

仮想通貨関連の銘柄も含まれます。

グローバル・フィンテック株式ファンドの評価は?~組み入れ銘柄

<組入上位10銘柄>(銘柄数:44銘柄)
銘 柄 名通 貨国・地域名業 種比率
1 TWILIO INC – A アメリカドルアメリカソフトウェア・サービス8.0%
2 BLOCK INC アメリカドルアメリカソフトウェア・サービス7.8%
3 UIPATH INC – CLASS A アメリカドルアメリカソフトウェア・サービス7.7%
4 SHOPIFY INC – CLASS A(N) アメリカドルカナダソフトウェア・サービス7.6%
5 ADYEN NV ユーロオランダソフトウェア・サービス6.8%
6 COINBASE GLOBAL INC -CLASS A アメリカドルアメリカ各種金融6.1%
7 ROBINHOOD MARKETS INC – A アメリカドルアメリカ各種金融5.7%
8 DISCOVERY LTD 南アフリカランド南アフリカ保険5.4%
9 MERCADOLIBRE INC アメリカドルアメリカ小売4.9%
10 SEA LTD-ADR アメリカドルシンガポールメディア・娯楽3.5%
2021/10/29現在月報より

グローバル・フィンテック株式ファンドの上位組入銘柄です。

TWILIOは通信コミュニケーションやクラウド関連の企業です。

MERCADOLIBREは新興のネット通販企業です。

金融系の業務がメインという企業だけではないようです。

半年前は仮想通貨を取り扱うコインベースがトップに来ていました。

グローバル・フィンテック株式ファンドの評価は~為替ヘッジは?

日本(円)からの投資では、為替レートの動きで投資の損益に大きな影響がでてきます。

簡単にいうと円安になれば利益となりますが、円高になれば損失となります。これを為替リスクといいます。

この為替リスクを回避することを為替ヘッジといいます。

グローバル・フィンテック株式ファンドは為替ヘッジありとなしを選べます。

為替ヘッジされていないと

  • 円安(例:1ドルが100円から110円になった時)→円換算で資産プラス
  • 円高(例:1ドルが110円から100円になった時)→円換算で資産マイナス

通常このようになります。

また年二回決算型も選択可能です。必ずもらえるとは限りませんが分配金を受け取りたい方はこちらを選択することもできます。

グローバル・フィンテック株式ファンドの評価は~コスト

信託報酬 (税込)/年  1.925% 

信託報酬はかなり高く設定されています。

グローバル・フィンテック株式ファンドのように信託報酬(コスト)が高いファンドに投資するときは松井証券の投信毎月現金還元サービスを上手に活用したいところです。

グローバル・フィンテック株式ファンドの評価は?~今後の見通し

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グローバル・フィンテック株式ファンドの評価は?~運用担当

アーク・インベストメント・マネジメント・エルエルシーが投資助言をしています。

あの有名なキャシー率いるARKです。

間接的にARKに投資しているとも言えます。

グローバル・フィンテック株式ファンドの評価は?~トータルリターン

グローバル・フィンテック株式ファンドの評価は

2020年の終わりまでは非常に好調でした。

しかし、2021年は全く成績を残せませんでした。

2022年にはいってからはSP500やナスダックが大下げしてしまいご多分に漏れずグローバル・フィンテック株式ファンドも大きく基準価格をさげてしまいました。

トータルリターン

1ヵ月 6ヵ月 1年 3年 5年 設定来
本ファンド -8.64% -51.49% -63.34% -4.89% 3.39% 39.10%

トータルリターンも厳しい状況になっています。

グローバル・フィンテック株式ファンドの評価は?~今後の見通しまとめ

◎今後の見通し
テクノロジーによって実現した技術革新や費用曲線の低下に伴う特定のデフレ要因は、今後3年から5年の間にフィンテッ
ク企業の単位成長率や、生産性、収益性を押し上げると考えられます。特に、モバイル決済・機器、AI(人工知能)、クラ
ウド、ブロックチェーン技術などに基づく戦略により、フィンテック企業はますますその恩恵を受けることになるでしょう。
そのなかでも特に、デジタル・ウォレット(モバイル決済)サービスは単なる支払機能を超えた変革をもたらしつつありま
す。米国で数千万人、世界で数十億人のユーザーが利用するデジタル・ウォレットは、資産管理、保険、銀行、個人融資、ク
レジット・カードなどの融資手段、暗号資産や関連商品へのアクセスなどの様々な金融サービスのゲートウェイとなりつつあ
ります。低い顧客獲得コストや独自データを備え、そしてクロス・セリング(組合せ販売)の機会に富むことから、投資家は
従来の銀行サービスをしのぐプレミアムでこれを評価するとみられます。
その結果、価格交渉力や預貸利ざやといった旧来のビジネス形態に依存する従来型金融サービスの多くは、過去10年の間に
実店舗を主力とする従来型小売がネット販売に押されたのと同様にバリュー・トラップ(割安株が割安のまま放置され期待リ
ターンが得られにくくなる)に陥る可能性があります。また、これらの革新的なテクノロジーによる生産効率の向上によりイ
ンフレ率は予想より低位で推移すると考えられ、長期金利は過去水準まで上昇しない可能性があります。
当ファンドは、金融サービスとテクノロジーの融合を活かし、グローバル経済におけるあらゆる取引や価格移転に影響を与
える銘柄を選好していく方針です。

2022/6/30マンスリーレポートより

グローバル・フィンテック株式ファンドの今年の成績は散々なものでした。

フィンテックという分野の投資トレンドの旬が終わった可能性もあります。

テーマ株投信の宿命でもあります。

しかし、レポートにあるように通貨のデジタルへの移行や決済方法の革命、Eコマース、仮想通貨などはまだ世界の風景を変えるとまでは行ってません。

まだまだこれからと考えることもできます。

チャートの形的には底に達したかという感もあり、再びフィンテックに注目が集まるようなことがあれば上に抜ける可能性もあります。

運用もそこそこ長く実績はありますので、フィンテック分野に期待を持つ方には有望な投資信託ではないでしょうか。

 

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