アメリカでは一般庶民の身近なところでもインフレがかなり進行しているようです。
FRBが躍起になってインフレ抑制に動くのも納得という感じのレポートがあったのでご紹介です。
アメリカのインフレの真実と投資のヒント
2022年にもっと支払うことを覚悟してください。経済に関するいくつかの真実を示し 今週FRBから発表されたばかりの数字の意味を理解した上で 2022年に私たちがもっと多くのお金を支払うことになることをお見せしたいと思います。
2021年は賃金上昇率で史上最高の年の一つだったことをご存知ですか?過去数十年のすべての記録を塗り替えたのです。平均的な人の時給は4.7%上昇し、1時間あたり約1.46ドルになりました。
しかし、インフレレポートによると、12月のインフレ率は7%で、1982年以来40年ぶりの高さだ。4.7%という過去最高の賃金上昇率を記録した年であっても、インフレ率を差し引くと、実際には-2.3%の賃金上昇率となり、平均的な人々は給与の増加分以上に損をしていることになる。
人々は仕事に戻っているのでしょうか?
12月末の週間失業保険申請件数は198,000件で、これは1969年以来52年ぶりの低水準だ。株式市場はほぼ史上最高値、賃金は過去最高、求人数は過去最高、失業率はほぼ過去最低の3.9%まで低下しています。2020年2月以降、つまりパンデミックが始まる前、1億5250万人の雇用がありました。今日、その2月の数字から360万人の雇用が足りないだけで、それは仕事が足りないからではなく、労働者が足りないだけなのです。
では、何が高くなったのでしょうか?
ガスです。
Gas Buddyは、2022年にガソリン価格が1ガロンあたり40セント上がり、春までにガソリン価格は平均で1ガロン4ドルまで簡単に上がると予測しました。
ファーストフード。
リトルシーサーズは25年ぶりに5ドルピザを11%値上げして5.55ドルにしました。その分、ペパロニの量を33%増量するそうです。ペペロンチーノ10個の代わりに13個です。Chipotleも時給15ドルの最低賃金引き上げを相殺するため、4%ほど値上げしており、1食あたり30~40セントの値上げとなっています。マクドナルドでさえ、2020年より6%食品を値上げした。ダンキンドーナツは8%値上げした。そしてタコベルは10%の値上げをした。この12ヶ月で、外食の未調整の12ヶ月インフレ率は6%-です。
2020年12月から2021年12月までベーコンは19%、ステーキは21%、シリアルは6%、卵は11%アップしています。もうひとつの大きな理由は、トラック運転手の人手不足で、彼らの収入も大幅に上がっていることです。
アメリカのインフレの真実と投資のヒントまとめ
アメリカの企業は日本と違い価格転嫁が情け容赦ないなあという印象です。
このレポート読む限り雇用の安定は達成してるのでFRBが多少株価に影響があろうが物価の安定を最優先としてなりふり構わない姿勢に転じたのも納得です。
日本で生活しているとなんでこんなに株価が下がるのって感じですが、アメリカ人からしたらFBRが本気だというのが伝わるのでしょう。
僕が今思うのはもしFRBがインフレ抑制に失敗したらどうなるのだろうということです。
失敗とは言わないまでもインフレの抑制に手間取ったら・・・。
そんなときのために、コモディティ関連の投資信託に少し資金を入れておきたいなと思っています。
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