iFreeレバレッジ S&P500ってどんな投資信託なんですか?
- メリット・デメリットは?
- 評判はどうなの?
今回はこんな疑問に対するアンサー記事になります。
iFreeレバレッジ S&P500~S&P500とは?
投資信託組入れ上位銘柄
名称 | 数量 | 値 | ファンドの割合 |
---|---|---|---|
AAPL:US
アップル
|
122.16 百万 | 18.08 十億 | 6.50 |
MSFT:US
マイクロソフト
|
60.31 百万 | 15.39 十億 | 5.53 |
AMZN:US
アマゾン・ドット・コム
|
71.67 百万 | 6.92 十億 | 2.49 |
GOOGL:US
アルファベット
|
48.49 百万 | 4.90 十億 | 1.76 |
BRK/B:US
バークシャー・ハサウェイ
|
14.59 百万 | 4.65 十億 | 1.67 |
GOOG:US
アルファベット
|
43.36 百万 | 4.40 十億 | 1.58 |
TSLA:US
テスラ
|
21.54 百万 | 4.19 十億 | 1.51 |
UNH:US
ユナイテッドヘルス・グループ
|
7.56 百万 | 4.14 十億 | 1.49 |
JNJ:US
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)
|
21.26 百万 | 3.78 十億 | 1.36 |
XOM:US
エクソンモービル
|
33.70 百万 | 3.75 十億 | 1.35 |
ブルームバーグよりデータ更新日 2023年01月15日
iFreeレバレッジ S&P500はニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している銘柄から代表的な大型株500銘柄の株価を基に算出される平均株価指数であるS&P500をベンチマークとしています。
先日テスラが指数に採用されたようにその時々のよって銘柄の入れ替えが行われます。
そこにレバレッジの仕組みを利用することで増えるときは2倍のパフォーマンスを得ることができます。
iFreeレバレッジ S&P500~為替ヘッジは?
結論から言いますとiFreeレバレッジ S&P500は為替ヘッジされています。
為替ヘッジされていないと
- 円安(例:1ドルが100円から110円になった時)→円換算でプラス
- 円安(例:1ドルが110円から100円になった時)→円換算でマイナス
通常このようになります。
iFreeレバレッジ S&P500は為替ヘッジされているので円安になっても大きな為替差益を得ることはできません。
大和アセットマネジメントの担当者によるとの株価の大きな下落と円高のダブルパンチを避ける狙いがあるためとのことです。
一般的にこれまでは世界情勢が不安定になると有事の円買いということで円高に振れることが多いというじじょうがあります。
iFreeレバレッジ S&P500~メリットデメリット
メリット
iFreeレバレッジ S&P500のメリットは次の5つです。
- レバレッジの力でパフォーマンスが2倍
- 採用銘柄は約40業種で分散されている。
- S&P500に採用されている企業の海外売上比率は40%以上
- ウォーレン・バフェットが遺言でS&P500の買い付けを推奨
- 円で投資できるのでドルを買う必要がない。
ではそれぞれ見ていきましょう。
1.レバレッジの力でパフォーマンスが2倍
iFreeレバレッジ S&P500は大和証券が販売するインデックスファンドシリーズです。
iFreeレバレッジ S&P500のすごいところは、レバレッジの力を使うことでパフォーマンスが2倍になるということです。
2.採用銘柄は約40業種で分散されている
長期投資では投資対象の分散性が重視されます。
なぜなら業種の成績はその時々のトレンドや世界情勢に大きく左右されるからです。
iFreeレバレッジ S&P500はアップル・マイクロソフトなどの情報セクターからジョンソン&ジョンソンのような生活・ヘルスケアセクターまで幅広くカバーしています。
よって業種の好調・不調の大きな影響を受けにくくなっています。
3.S&P500に採用されている企業の海外売上比率は40%以上
株式としては米国株式だけになりますが、S&P500に採用されている企業の海外売上比率は40%以上になっています。
売り上げベースでは世界中から売り上げをあげていることになり、グローバルといえます。
4.ウォーレン・バフェットが遺言でS&P500の買い付けを推奨
投資の世界の大御所であるウォーレン・バフェットは妻へ遺言としてS&P500の買い付けを推奨するようにいいました。
これからもアメリカの企業が世界中から利益を集めてくるという確信をもっていることが伺えます。
注:異説あり
5.円で投資できるのでドルを買う手間がない。
通常米国株やETFを購入する場合円をドルに替える手間が掛かりますが、こちらは投資信託なのでそのような手間は掛かりません。
また証券会社によっては毎日100円から積立可能かつ定額定率解約可能なところもあり売買が株式やETFに比べて圧倒的に柔軟性が高いです。
iFreeレバレッジ S&P500のデメリット
iFreeレバレッジ S&P500のデメリットがあります。
- アメリカの行動に株価が大きく左右される。
- 下がるときは2倍下がる。
- 実質コストが1%と高い
解説していきます。
注意点①:アメリカの行動に株価が大きく左右される。
投資ではリターンがある程度減っても分散性の確保が推奨されます。
なぜかというと投資対象が狭いとなにかあった時に大きく影響を受けるからです。
アメリカがこれからも当面は覇権国家であるのは間違いないですが、戦争を起こすこともあります。
リーマンショックのようななにかしらのアメリカの構造が生み出すショックが発生することもあり得ます。
アメリカはコロナショック対策で前例のない資金供給をした影響で2020年2021年は株価が大きく上昇しました。
しかし、インフレが発生したため一転して2022年は大幅な金融引締めに走った結果株価指数は大きく下げてしまいた。
注意点②下がるときは2倍下がる
レバレッジの仕組みは上がるときは2倍ですが下がるときも概ね2倍になります。
またレバレッジの仕組み上減価が発生します。
簡単に言うと10%下げたものが元に戻るには10%以上の伸びが必要とされます。
注意点③実質コストが1%と高い
レバレッジの仕組みや為替ヘッジのための費用などがあるため実質コストが高めとなっています。
僕自身はトータルリターンさえよければ信託報酬(コスト)は気にしない派ですがiFreeレバレッジ S&P500は若干信託報酬(コスト)が高いです。
信託報酬 (税込)/年 0.99%
SBI証券にも同様の投信マイレージサービスがありますが、松井証券の方が現金な上に還元率も若干高めです。できる限りコストを下げたい場合は松井証券の投信毎月現金還元サービスを上手に活用したいところです。
iFreeレバレッジ S&P500まとめ
iFreeレバレッジ S&P500は新規設定された当初は米国の利上げの影響による株価低迷で思ったほどパフォーマンスが出せない期間が続きました。
しかし、コロナショック後はS&P500が順調に伸びたこともあり素晴らしいパフォーマンスを記録しました。
ハイリスクハイリターンな投資信託になっています。
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